2010年11月25日

停留睾丸の症状

・停留睾丸
精巣は普通胎児の時に、腹腔内から陰嚢内ヘゆっくりと下降します。
この下降経路の途中で腹部や、鼠径部に止まってしまう状態を停留睾丸といいます。
発育頻度は、未熟児では三割、満期新生児では3-4%です。
しかしこれらのうちほとんど、1歳までに下降することが多いので、成人では0.3%程度になります。 
原因として、まだはっきりしたことは判っていませんが、性腺刺激ホルモンの障害などが考えられているようです。

停留睾丸により、睾丸の発育が障害されると、ホルモン産生に対する影響よりも精子形成の障害が問題になります。
つまり、男性ホルモンは正常に出るのに、それに反して精子が少なく、不妊症になる可能性が出てきます。

・症状
両側性の場合、陰嚢に膨らみがなく、陰嚢内に睾丸を触れません。
片側性の場合は、左右に膨らみの差があります。

・治療法
両側性の場合は、性刺激ホルモン投与します。
下降する見込みがないと思われる場合には、精巣固定の手術を行います。
この場合、手術の時期が問題となります。
以前は小学校入学までに手術をすればよいとされていましたが、近年の報告では、それよりもなるべく早期に、2歳までに下降がなければ、手術にて精巣固定術を行った方がその後の精巣の発育がよいとされています。
手術では精巣だけでなく、それに付属する精管や、精巣動脈・静脈が短くて陰嚢内にまで届かず、一度では手術が成功しないこともあります。
ラベル:睾丸
posted by kaitenlife at 18:50| 停留睾丸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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